転職したいと考えているものの、まずは何をやっておいた方がいいのかわからずに悩んでいませんか?
転職は、人生において何度も経験するわけではないので、よくわからないという方もいますよね。
結論としては、転職前にやっておくことをリストにすると以下の10個です。
☑やっておくこと2:いつ転職するかスケジュールを立てる
☑やっておくこと3:転職する業界の情報を収集する
☑やっておくこと4:家族に転職を理解してもらう
☑やっておくこと5:3か月分の生活費を確保しておく
☑やっておくこと6:転職エージェントに登録する
☑やっておくこと7:転職先に内定通知書(オファーレター)をもらう
☑やっておくこと8:退職の準備をする
☑やっておくこと9:社会保険や税金の手続
☑やっておくこと10:入社の準備をする
仮に自分の納得のいかない企業に入社してしまった場合でも、履歴書上の経歴を考えると数か月で退職するということにも抵抗があるでしょう。
そのため、転職をするからには、理想の会社に入社するために、是非、万全の準備で臨んでください。
私は、これまで多くの方の転職活動を見てきましたが、行き当たりばったりだと生活が苦しくなってしまったり、入社時期などがスムーズに決められなかったりすることがあります。
今回は、転職前にやっておくこと10個をリストにまとめたうえで、その具体的内容やスケジュールについて解説していきます。
この記事を読めば転職前にやっておいた方がいいことがよくわかるはずです。
目次(content)
- 1章 転職前にやっておくこと10個とスケジュール
- 2章 やっておくこと1:なぜ(どうして)転職するのか考える
- 3章 やっておくこと2:いつ転職するかスケジュールを立てる
- 4章 やっておくこと3:転職する業界の情報を収集する
- 5章 やっておくこと4:家族に転職を理解してもらう
- 6章 やっておくこと5:3か月分の生活費を確保しておく
- 7章 やっておくこと6:転職エージェントに登録する
- 8章 やっておくこと7:転職先に内定通知書(オファーレター)をもらう
- 9章 やっておくこと8:退職の準備をする
- 10章 やっておくこと9:社会保険や税金の手続
- 11章 やっておくこと10:入社の準備をする
- 12章 おすすめの転職エージェント
- 13章 まとめ
1章 転職前にやっておくこと10個とスケジュール
転職前にやっておくことをリストにすると以下の10個です。
☑やっておくこと2:いつ転職するかスケジュールを立てる
☑やっておくこと3:転職する業界の情報を収集する
☑やっておくこと4:家族に転職を理解してもらう
☑やっておくこと5:3か月分の生活費を確保しておく
☑やっておくこと6:転職エージェントに登録する
☑やっておくこと7:転職先に内定通知書(オファーレター)をもらう
☑やっておくこと8:退職の準備をする
☑やっておくこと9:社会保険や税金の手続
☑やっておくこと10:入社の準備をする
そして、これらをやっておくべきスケジュールを時系列で整理すると以下のとおりです。
以下の章では、やっておくことについて個別に詳しく解説していきます。
2章 やっておくこと1:なぜ(どうして)転職するのか考える
転職前にやっておくことの1つ目は、なぜ(どうして)転職するのか考えることです。
なぜなら、転職する理由が分からなければ、どのような転職先を探すべきか、そもそも今の会社をやめるべきかどうかさえも明らかにならないためです。
なぜ転職するのか考えず、新しい会社に入社しても、やはり自分にはあわなかったということになりかねません。
例えば、よくある転職の理由としては以下の4つがあります。
理由1:現在の年収に不満がある
理由2:現在の職場環境に不満がある
理由3:人間関係に不満がある
理由4:別の業界で働きたい
2-1 理由1:現在の年収に不満がある
よくある転職理由例の1つ目は、現在の年収に不満があることです。
現在の会社での昇進が望めず給与が伸び悩んでいる方、家庭を守るために現在の年収では生活が苦しい方などもいるでしょう。
2-2 理由2:現在の職場環境に不満がある
よくある転職理由例の2つ目は、現在の職場環境不満があることです。
月45時間を超えるような残業が続いている場合やハラスメントが常態化している場合など、職場環境に不満を抱えている方もいるでしょう。
2-3 理由3:人間関係に不満がある
よくある転職理由の3つ目は、人間関係に不満があることです。
先輩や同僚、後輩とうまくいかない、職場の人間関係がぎすぎすしているなど、現在の職場に居心地が悪いと感じている方もいるでしょう。
2-4 理由4:別の業界で働きたい
よくある転職理由の4つ目は、別の業界で働きたいことです。
今いる業界では自分のスキルを活かすことができなかったり、実際に働いてみて自分のしたい仕事と違うと感じたりする方もいるでしょう。
3章 やっておくこと2:いつ転職するかスケジュールを立てる
転職前にやっておくことの2つ目は、いつ頃転職するかスケジュールを立てることです。
予定を立てずにダラダラと転職活動をしていても中々、成果は出ません。
いつ頃転職したいか、おおよその時期を決めて、そこから逆算してスケジュールを立てましょう。
勿論、スケジュール通りに転職活動がうまくいくとは限りません。
しかし、転職をすると決めたからにはメリハリをつけて行動していくことが大事です。
4章 やっておくこと3:転職する業界の情報を収集する
転職前にやっておくことの3つ目は、転職する業界の情報を収集することです。
転職活動は情報戦です
あなたが希望する業界の年収の相場、内定率や定着度などを分析しなければ、採用企業と対等に話をすることはできません。
また、転職の見通しも立てづらいでしょう。
そのため、転職をする際には、徹底的に希望する業界の情報を収集しましょう。
5章 やっておくこと4:家族に転職を理解してもらう
転職前にやっておくことの4つ目は、家族に転職を理解してもらうことです。
転職はあなただけの問題ではありません。
収入面でも家計に影響が生じる可能性があります。
また、転職をするにあたっては相応の労力がかかりますので、家族のサポートが不可欠となります。
そのため、事後報告ではなく、前もって家族に転職をしようとしていることを伝えておきましょう。
6章 やっておくこと5:3か月分の生活費を確保しておく
転職前にやっておくことの5つ目は、3か月分の生活費を確保しておくことです。
3か月分というのは目安ですが、おおよそこの程度の生活費を貯めておくことができれば、転職の際にも入社時期や退社時期、給料の支払日などについて、柔軟に対応できます。
例えば、会社によっては入社の時期を少し遅らせてほしいと言ってくることがありますし、また退社を申し出たら早めに退職してほしいと言われることもあります。
また、現在の会社の給与が当月払いで、転職先の会社の給与が翌月払いである場合などには、退社時期と入社時期のブランクなく転職することができても、給与が支払われるまでに期間が空くことになります。
更に、通常は、入社して3~6か月については試用期間が設けられますので、本採用拒否されてしまうリスクもあります。
試用期間中の本採用拒否については、以下の記事で詳しく解説されていますので読んでみてください。
そのため、転職する際には、一定期間分の生活費を貯金しておくことが心の余裕にもつながるのです。
7章 やっておくこと6:転職エージェントに登録する
転職前にやっておくことの6つ目は、転職エージェントに登録することです。
現在、転職活動は、転職エージェント(人材紹介サービス)を利用することが主流になってきています。
キャリアコンサルタントに相談することができ、非公開求人の紹介や書類作成や面接のアドバイスを受けることもできます。
面接日や採用条件、入社日のすり合わせもしてもらえるため、働きながら次の職場を探す方にとっても、負担を軽減することができます。
このように転職エージェントを利用すると大きなメリットがありますが、実は転職エージェントにも得意・不得意があります。
転職活動を成功させるためには、自分にあった転職エージェントを見つけることが不可欠です。
この記事の第12章では、あなたに合ったおすすめの転職エージェントを紹介していますので、読んでみてください。
8章 やっておくこと7:転職先に内定通知書(オファーレター)をもらう
転職前にやっておくことの7つ目は、転職先に内定通知書(オファーレター)をもらうことです。
なぜなら、口頭で採用を言い渡されたために、現在の職場に退職の意思を表明したところ、転職予定先の会社から採用を撤回されてしまったというケースが後を絶たないためです。
もしも、内定通知書をもらっておけば、その時点で、法的には入社日を始期とする雇用契約が成立しているものとして法的に強く守ってもらえる可能性があります。
これに対して、口頭で採用の告知をされたのみだと、内定が出ていたことを立証することが難しいことが多く、仮に立証できたとしても内内定の問題として低廉な慰謝料しか認められない可能性があります。
そのため、現在の会社に退職の意思を伝える前に、必ず内定通知書(オファーレター)をもらうようにしましょう。
内定取り消しについては、以下の記事で詳しく説明されていますので読んでみてください。
9章 やっておくこと8:退職の準備をする
転職前にやっておくことの8個目は、退職の準備をすることです。
退職する際には、会社に退職届を提出する必要があります。
多くの場合、会社に書式があるはずなので、退職届の書式の有無などを確認しましょう。
退職届を記載すると、会社によっては他にも「秘密情報等に関する誓約書」や「退職所得の受給に関する申告書」、「退職理由の確認書類」などへの記入を求められます。
退職届や誓約書については、稀に、長期間の競業避止義務が付けられていたり、退職金や未払い賃金等の債権を放棄するとの記載がされていたりすることもあるので注意しましょう。
また、有給の残日数がある場合でも、その買取は法律上の義務とはされていません。そのため、未消化の有給休暇を取得した後に退職できるように退職日を調整するといいでしょう。
労働者は引継ぎを命じられた場合にはこれに応じる義務がありますので、トラブルなく退職するためにも素直に応じるようにしましょう。
その他、私物については最終出勤日までに持ち帰るようにしましょう。会社からの貸与物については紛失等のトラブルにならないように、受け渡しの方法等協議したうえで行いましょう。
最後に、未払い残業代や未払いの賃金があることが多くなっています。退職後も時効期間内であれば、これらを請求することができます。もしも未払いがあるのではないかと感じた場合には、弁護士に相談してみるのがいいでしょう。
退職後の残業代請求については、以下の記事で詳しく解説されています。
10章 やっておくこと9:社会保険や税金の手続
転職前にやっておくことの9個目は、社会保険や税金の手続きです。
健康保険、年金保険、住民税、所得税に分けて説明します。
10-1 健康保険
会社を退職した場合には、健康保険の切り替え手続きをする必要があります。いずれの健康保険にも加入していない状態というのは許されないためです。
(出典:退職したらやること7つとその順番や手続きを完全整理【リスト付き】|リーガレット (legalet.net))
10-2 年金保険
また、会社を退職する、年金保険の切り替え手続きをする必要があります。離職の翌日から14日以内に、市区町村の国民年金担当窓口で手続きをしなければなりません。
10-3 住民税
退職前から転職先が決まっている場合には、これまでどおり給与から天引きされることになります。
これに対して、退職後に転職先が決まった場合には、1月1日~5月31日退職の方は6月以降の住民税の納付は自分で行わなければならず、6月1日~12月31日退職の方は退職した月の翌月以降の住民税の納付は自分で行わなければなりません。
10-4 所得税
退職した年と同じ年に転職した方は、転職後の会社で前の会社の所得税についても年末調整を受けます。
退職した年の翌年以降に転職する方は、自分で確定申告をして所得税の還付を受ける必要があります。
退職金については、退職所得の受給に関する申告書を提出した場合には確定申告の必要はありません。これに対して、退職所得の受給に関する申告書を提出していない場合には一律20.42%の所得税及び復興所得税が源泉されますので、確定申告して精算する必要があります。
11章 やっておくこと10:入社の準備をする
転職前にやっておくことの10個目は、入社の準備をすることです。
まず、採用担当者には定期的に近況を報告しておくようにしましょう。
例えば、無事に退職した場合にはその旨を報告しておいた方がいいですし、入社の際に提出が必要なもの(雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票等)についても確認しておきましょう。
また、会社によっては入社の際に期待する能力や事前に準備しておいてほしいことなどの説明がある場合もあります。
更に、転職先の場所が現在の勤務先から離れた場所になる場合には、転居先も探す必要生じることもあります。
入社当初は、体力的にも精神的にも消耗しますので、規則正しい生活をして万全の体調で臨みましょう。
12章 おすすめの転職エージェント
転職を考えている方に向けて、一人一人に合ったおすすめの転職エージェントを以下で紹介しています。
是非、活用してみてください。
【若手ハイクラス特化!】 若手のキャリアアップを目指す案件が充実しています。 転職支援に留まらず、キャリア形成をサポートするエージェントからスカウトが届きます。
【実績のあるエージェントが集結!】 2021年 Bizreach 全部門総合 MVPをはじめ受賞実績をもつエージェントからスカウトが届きます。
【3分でキャリア診断!】 手軽に、将来のキャリアを診断できます。 自分の取れる選択肢を把握し、向いてるキャリアを見つけられます。
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・応募書類の準備から面接対策まで、親身な転職サポート
13章 まとめ
今回は、転職前にやっておくこと10個をリストにまとめたうえで、その具体的内容やスケジュールについて解説しました。
最後に転職前にやっておくことリストをもう一度貼っておきますので是非活用してみてください。
☑やっておくこと2:いつ転職するかスケジュールを立てる
☑やっておくこと3:転職する業界の情報を収集する
☑やっておくこと4:家族に転職を理解してもらう
☑やっておくこと5:3か月分の生活費を確保しておく
☑やっておくこと6:転職エージェントに登録する
☑やっておくこと7:転職先に内定通知書(オファーレター)をもらう
☑やっておくこと8:退職の準備をする
☑やっておくこと9:社会保険や税金の手続
☑やっておくこと10:入社の準備をする
この記事が転職前にやっておくことがわからず悩んでいる方の助けになれば幸いです。